就業不能保険の保険料は、年齢・性別・給付月額・保障期間・免責などで大きく変わります。ここではあくまで目安の相場感と、見積もりを読むときの注意点を整理します。実際の保険料は、各社のシミュレーションで確認してください。
この記事でわかること
年代・性別を軸にした月額の目安
保険料が変わる主な要因と、抑え方の考え方
給付月額の決め方と、相場だけで選ばないための注意点
相場を見るときの前提(免責・保障期間・商品差)
以下の表は、イメージを掴むための一例です。実際には「就業不能の定義」「精神疾患の扱い」「保障期間(60歳満期・65歳満期など)」でも保険料は変わります。
前提の例:給付月額10万円・保障期間60歳まで・免責期間60日(商品・条件により異なります)
年代・性別別の月額保険料の目安
年齢
男性(目安)
女性(目安)
20代
約1,500〜3,000円
約2,000〜4,000円
30代
約2,500〜4,500円
約3,500〜6,000円
40代
約4,000〜7,000円
約5,000〜9,000円
50代
約7,000〜12,000円
約8,000〜14,000円
※ 上記は概算です。健康状態・職業・告知内容・商品設計により変動します。各保険会社の公式サイトや資料でご確認ください。
女性の保険料が高くなりやすい理由
同じ条件でも女性の方が保険料が高くなる場合があります。保険会社は、疾病の発生傾向やデータに基づきリスクを料率に反映します。女性に多いとされる疾患や、精神疾患に関する統計的な傾向などが、男女で料率が分かれる理由として説明されることがあります(商品・時点で評価方法は異なります)。
保険料に影響する主な要因
給付月額
月10万円より月20万円の方が、原則として保険料は高くなります。必要額は「毎月の固定費」から、公的保障でまかなえる分を差し引いて考えると無駄が減りやすいです(後述)。
保障期間
65歳満期より60歳満期の方が保険料は抑えやすい傾向があります。また、商品によっては短期の保障設計もありますが、保障が切れた後のリスクもセットで考えてください。
免責期間
免責が長いほど保険料は安くなりやすいです。60日・90日・180日など、商品の選択肢に合わせて比較します。傷病手当金の有無で最適な長さは変わるため、「免責期間の解説」も参照してください。
精神疾患の対象範囲
精神疾患を広くカバーする商品ほど、保険料が高くなる傾向があります。除外や制限がある商品は料率が抑えられている一方、いざというときの支払いに差が出ることがあります。
保険料を抑える3つのポイント
できるだけ若いうちに加入する
加入時の年齢が若いほど、同じ内容でも保険料は抑えやすい傾向があります。年齢が上がると告知の影響も出やすくなるため、健康なうちに検討する価値があります(「30代・40代のタイミング」も参考)。
必要な給付月額を正確に計算する
「とりあえず多めに」は保険料の負担が増えます。固定費を洗い出し、本当に不足する分に絞るとバランスが取りやすいです。
免責期間を長めに設定する(傷病手当金とセットで)
会社員・公務員で傷病手当金を受けられる前提なら、長めの免責で保険料を抑える考え方があります。フリーランスは傷病手当が使えない前提になりやすく、短めの免責を選ぶ例が多いです(「フリーランス向けの考え方」)。
必要な給付月額の計算方法
目安として、次のイメージで考える方が多いです。
不足しそうな月額 ≒ 月々の固定費 ー 公的保障でまかなえる金額(傷病手当金など)
例:固定費が月20万円で、傷病手当金でおよそ12万円が見込める場合、差し引き8万円前後を就業不能保険で埋める、といった考え方です。実際には上限額や所得の扱いがあるため、申込条件も確認してください。
会社員の傷病手当のイメージは「会社員と就業不能保険」も参照してください。
保険料の安さだけで選ばないための注意点
支払い条件(就業不能の定義、在宅、部分就業)が厳しいと、保険料が安くても給付に届かないことがあります(「就業不能保険の選び方」)。
告知に不安がある場合は、引受条件や医務区分の説明を確認します。
相場表はあくまで目安です。最終的には見積もりと約款で判断してください。
よくある疑問(FAQ)
ネットの相場表と見積もりが大きく違うのはなぜですか?
前提(免責・保障期間・定義・精神疾患の扱い)が異なると、月額は変わります。また、健康状態や職業区分、割引制度の有無でも変動します。
保険料は加入後に上がりますか?
商品設計によりますが、加入時の条件で保険料が確定するタイプが一般的です。ただし、更新型や特約のある商品では別ルールがあるため、約款で確認してください。
給付月額を下げれば必ず十分ですか?
家計の固定費を下回る設定にすると、生活が回らないことがあります。保険料削減より先に、必要額の試算を優先するのがおすすめです。
まとめ
保険料は年齢・性別・給付月額・保障期間・免責・精神疾患の扱いなどで変わる
若いうちの加入・給付額の適正化・免責と傷病手当の組み合わせで、負担を調整しやすい
相場は目安であり、保障内容とセットで比較する
具体的な選び方は「就業不能保険の選び方」で確認し、必要に応じて各社の見積もりを取ってください。

